
青空 台地 農の風 ~ 農のあるまち 生きる人たち~
農業者の誉れ 内田賞に輝く 丹生さん、中村さん、中島さんに緑綬功労章
公益財団法人内田農業振興会の令和7年度功労者表彰式が昨年11月19日、明治神宮(渋谷区)で行われ、西多摩から3人が緑綬功労章に輝いた。
3人は野菜・花卉部門の丹生守さん(74)青梅市新町、野菜・稲作部門の中村芳男さん(71)同市藤橋、花卉部門の中島浩志さん(73)羽村市羽中。
同功労章は故内田秀五郎翁の農業への熱意を受け継ぎ、農業の振興に功労のあった人たちに贈られるもので、令和7年度は緑綬功労章を14人、紫綬功労章を8人が受章した。丹生さんは温厚誠実な人柄で、農業一筋に精励してきた篤農家。1988(昭和63)年ごろからガラス温室に転換。鉢花や花壇苗の生産を始め、2006(平成18)年から青梅市農産物共進会にて東京都知事賞や東京都農業会議会長賞などを10年以上受賞した。
常に生産性や農業技術の向上に創意工夫を重ね、施設園芸による安定経営を実現してきた。2014(平成26)年から青梅市農業委員会委員を務めた。
中村さんは高い見識と強い責任感、たゆまぬ努力で、模範となる営農活動を長年続けてきた。トマト栽培では長年の経験と知識を基に、生産量と品質を向上させ、1997(平成9)年に企業的農業経営顕彰で都知事賞と東京都農業会議会長賞、全国農業会議所会長賞を射止めた。2022(令和4)年には都を代表して精米献穀奉耕者に選ばれ、新嘗祭(にいなめさい)に献穀米を奉納した。
中島さんは東京教育大学農学部聴講生として1年間研修後、家業の農業に従事。段階的に鉄骨ハウスを5棟導入し、花卉中心の経営に転換した。1990(平成2)年の花の万博で、「花の江戸東京館」に展示する植物の管理を担当者の1人として任され、春に咲く花を秋に、秋に咲く花を春に出荷することに成功するなど栽培技術の向上に取り組んだ。
今は観光資源のチューリップ栽培などを手広く展開する。

丹生守さん

中村芳男さん

中島浩志さん
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