●青梅市の梅の名木(金剛寺・地蔵院、青梅市)
吉野梅郷の梅はウイルスの影響で殆ど伐採されたが、梅郷からそう遠くない畑中地蔵院の樹齢300年という「宝珠梅」(市指定天然記念物)や、青梅の地名の由来として知られる天ヶ瀬金剛寺の「将門誓いの梅」(都指定天然記念物)は無事である。
●境内を包む梅の香り(福生神明社、福生市)
梅の名所として知られる福生駅北西の福生神明社、境内全体が様々な種類の梅で彩られる。例年、野点(のだて)も行われ、花見客で賑わう。駅から近いので、西多摩で最も気軽に足を運べる梅見場所のひとつ。
●霞のようにたなびく境内の梅(徳雲院、あきる野市)
檜原街道を十里木の信号で離れ、養沢川に沿った道を北上すると、ほどなく左手の谷合に座禅会で知られる「徳雲院」が見えてくる。広い境内や周辺は100本を超える梅林になっており、早春には白やピンクが霞のようにたなびき、梅の香に包まれる。広い梅林を持つ寺としては、西多摩屈指といえよう。