環境、持続可能な地域づくりなど、課題情報募る
東京の山間地域でツアーを実施している東京マウンテンツアーズが現在、今年春以降のツアー造成のため、環境や持続可能な地域づくりのための「西多摩の地域課題」情報を募っている。
東京マウンテンツアーズは「TOKYO SDGs体感ツアー」というシリーズで、台風で崩壊した奥多摩のワサビ田復活や、多摩川をラフティングしながらリバークリーンを行うツアーなど、参加者と一緒に地域課題解決を行うツアーを実施。多くのメディアでも取り上げられ、都心部からの参加や私立中学校、企業などの参加も多く、注目を集めている。
現在、世界でもサステナブル・ツーリズムの発展形として、こうした「再生型の観光」に注目が集まっており、着いた時よりも、去るときの方が環境がより良く改善されている状況を生み出すツアーが生まれてきている。
これまでも東京マウンテンツアーズでは「人と出会う旅」をキーワードに地域の課題解決を通じ、地域の人と交流し、地域を知り、地域のファンになってもらうことを目的にツアーを企画してきた。スタッフの青木祥民さんは「東京山間地域は他にはない魅力が詰まったエリア。今、地域が抱えている問題や課題を、外の人に楽しくお手伝い頂くことでその魅力を広く知ってもらうきっかけになれば」と話す。