水没事故
各地の豪雨の被害を受け、再度となりますが、車の水没事故についてのお話です。
近年、豪雨や台風による車両保険金の支払額は急激に増加しており、自動車保険料の値上がり要因の一つとなっています。特に2018年と2019年の豪雨被害での支払額は数百億円規模となりました。今年も各地で豪雨被害が発生しており、特に8月の千葉豪雨での車両保険の支払見込み金額は、8月28日時点のまとめで既に200億円を超えています。
水没事故のリスクを避けるために、まず重要なのは、雨や台風の接近を早めに察知し、外出を控えることです。もし運転中に豪雨に見舞われたら、高台の安全な場所で停車し、天候が落ち着くのを待ちましょう。冠水した道路を無理に進むと、予想より水深が深く、浸水・水没してしまう可能性があります。
水深30㌢程度でもエンジンが停止するおそれがあり、50㌢を超えると車内に水が浸入し始め、車が浮いて流される危険性が増します。60㌢前後でドアが開かなくなり、車外に出ることが非常に難しくなりますので、何よりも先に脱出することが重要です。まずシートベルトを外し、ドアもしくはパワーウィンドウで窓を開けて車外に出ますが、ドアも窓も開かない場合は、ハンマーなど硬い物で窓を割って脱出します。2019年の台風19号では、車内での死者が28名にのぼりました。脱出用のシートベルトカッターやハンマーなどのツールは、必ず用意しておきましょう。
浸水した車は、感電や発火の危険性があるため、エンジンをかける前に整備士によるチェックが必要です。無理に車を動かさず、自動車保険のロードサービスの窓口へ連絡し、レッカー搬送を依頼しましょう。また車両保険を付帯している場合、水没事故は1等級ダウン事故として保険金が支払われる可能性があります。速やかに保険代理店もしくは保険会社へ連絡をしましょう。

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