幕末に命をかけて国事に奔走した志士たちの書状・書画を展示
津雲邸が6月12日から11日29日の間、幕末維新展「志士たちの軌跡」を開催する。
津雲邸は、衆議院議員(8期)だった津雲國利が1931年から1940年にかけ建造した邸宅で、京都の宮大工を招き青梅の大工、石工、畳職など諸職との協働により建築された瓦葺入母屋造、押縁下見板張、一部漆喰塗の建物。純和風建築でありながら縁側との仕切りにガラス戸を用いるなど近代的な要素を持ち、また欄間や天井など随所に職人が技巧を凝らした装飾を持つ贅を尽くした建築物として評価されている。また、2020年3月に国登録有形文化財(建造物)に指定された。
同イベントでは、新しい時代の到来を見ることなく夭折した久坂玄瑞、雲井龍雄、平野國臣などの書状・書画のほか、関連史料が展示予定。幕末に命をかけて国事に奔走した志士たちのについて学ぶことができる内容になっている。
開催期間は前半6月12日(金)〜7月26日(日)、後半9 月25日(金)〜11月29日(日)(※開催期間中の金・土・日・祝日のみ開館)。入館料は大人500円、高校生300円、中学生以下は無料。問い合わせは津雲邸(0428̶24̶2481)まで。