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独自の青磁陶芸を創作

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優しい作風で魅了2021

日の出町の若手陶芸家山崎豪さん

 平井川のほとりにあるアトリエ。日の出町平井の陶芸作家、山崎豪さん(31)は、ここで創作活動に励んでいる。その作品は、独特の青緑色を放つ青磁が主だ。食器類などを中心に、つぼや花瓶、茶器などを手掛ける。

伝統的な手法を守りながらも、現代の人々に愛される洗練されたデザイン性を持ち、山崎さんの作品を好む人たちからは「優しいデザインを持った作風」と評価される。

明星大学日本文化学部在学中に陶芸に初めて触れた。美術教員を志し入学したが、初年度で彫刻、木工、空間造形などあらゆる美術分野に触れてみて、「陶芸は上達が目に見えて分かり、1カ月ごとに違う自分の作品が生まれてくる。本当に面白かった」と述懐するようにたちまちのめり込んだという。

大学卒業後は、創作意欲に燃え、迷わず陶芸の道を歩んだ。祖父が野菜などの収納に使っていた、自宅敷地内の納屋をアトリエに改装した。2004年、新宿京王百貨店でのグループ展「米の器展」を皮切りに、年9回ほど個展、グループ展を精力的にこなしてきた。

「おっくうで、公募展には、なかなか出せないんですよ」と目を細めて話す山崎さんだが、西多摩では2012年、澤乃井ガーデンギャラリー「酒乃器展」に出品し大賞を受賞した。またGALLERY CAFE PASEAR(青梅市東青梅)でも年2回、個展を開催し次回は3月に予定する。

平井川のせせらぎを聞きながら、作品作りに打ち込む毎日。手を動かし作品を作り続ける中、また、次々のアイデアが浮かんでいるという。月に2 回程度、窯で焼き、年間2000〜3000個の作品を生み出す山崎さんは「寝ても覚めても陶芸のことしか考えられないんです」と明るく笑った。

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