「シルバー世代を元気に」定年迎え、西多摩で開業

訪問リハビリマッサージを本格始動保険により負担は数百円

女性マッサージ師も在院

「シルバー世代の方が元気で、明るい地域にしたかったんです」と目を輝かす瑞穂町長岡の森川雅志さん。今年３月に定年退職を迎え、健康保険が使える訪問リハビリマッサージ「ワールド治療院　瑞穂・立川店」を本格始動した。

年齢と共に衰える足腰。だが「リハビリが必要だが、介護保険の枠が足りない」、「自費のマッサージは高額で続けられない」、「訪問リハビリを利用したいが理学療法士がみつからない」、「整形外科や治療院に行きたいが一人では通えない」、「痛みやしびれがひどくなってつらい」などの理由から、実際に寝たきりとなってしまうケースも多い。

同院では国家資格のあん摩マッサージ指圧師が自宅に訪問し、専門的なリハビリや運動療法（もみほぐし）治療などを行う。専門のスタッフが利用者に病状のメカニズムなどを説明した上で、要望をヒアリング。施術法やリハビリ法を提案し、利用者と共に目標を作成していく。必要があれば医者、看護師、理学療法士、作業療法士、ケアマネージャー、ヘルパーなどとも連携をとり、担当者会議などにも出席し経過報告なども行っていく予定だ。

　訪問可能範囲は西多摩の瑞穂、昭島、福生、立川、青梅など。健康保険が利用でき、１回の料金負担は数百円で済む。