~東京の森から~
東京チェンソーズ林業家集団「東京チェンソーズ」が、街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
30年後に思いを馳せて 〜東京美林倶楽部が発進
30年の時間をかけて東京に美しい森林をつくるプロジェクト「東京美林倶楽部」の初イベント【植えつけ】を先月下旬、檜原村時坂地区の弊社社有林にて開催。期間中、会員様とそのご家族等あわせて約180名の方にご参加いただきました。
30年後に自分が植えた木はどんな大きさになるのか、一緒に参加した家族や仲間、そして自分自身は…など未来に思いを馳せ、第1期の東京美林倶楽部がいよいよスタートしました。今回植えたスギは、青梅市の苗木業者さんが畑で種から3年間育てたものをイベントの1ヵ月前に入荷して山に仮植(かしょく)し、根っこを山の土になじませておいたものです。当日はまず「樹木プレート」の準備から。
植えた苗木にかけるプレートにご自分の名前や記念のひとことを書いてもらいます。つづいて講師の方から森林の持つ機能や木を植える際の注意点などをレクチャーしていただきました。この間、子供たちは外の「薪割り体験」や「キッズスペース」へ。「キッズスペース」では「日本グッドトイ委員会」様ご協力のもと、たくさんのおもちゃが大集結!「プチ・森のおもちゃ美術館」となっていました。
さて、いよいよ山に登って苗木を植えます。土場に移動してヘルメットをかぶり、全員で記念撮影をしてから山登り。山に作業のための道を作ってあるので、一般の方にも安心して歩いていただくことができました。いつもは現場で活躍しているスタッフ4人が班長となり、班ごとに分かれて、1本1本指導してもらいながら丁寧に植えていきます。
表面の枝葉を除けて穴を掘り、根っこが真っ直ぐになるよう入れて土をかぶせ、しっかりと足で踏み固め。最後に樹木プレートをかけるのをお忘れなく!山からの景色を楽しんだり、苗木と一緒に写真撮影をしたり…あっという間に時間が過ぎていきました。
また、各日の午後はオプショナルイベントとして、檜原産のスギを使った草木染めやヒノキのバターナイフ作り、アウトドア写真教室、終活入門の4種類のアクティビティを行いました。こちらは一般の方も参加可能で、延べ30名近くの方にご参加いただきました。今後も会員様に山をより好きになってもらえる、木にもっと親しんでもらえる、そんなプログラムをご用意していきたいと思います。
今後の予定や第二期のお申込みについては、東京美林倶楽部のホームページ( http://birin.club/ )をご確認ください。