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コラム

森と水生昆虫との関係

カモフラージュするトビケラの幼虫

西多摩では11月中旬に紅葉の見頃を迎えます。やがて樹木は葉を落とし始め、川沿いの河畔林からは川の中に大量の葉が落下。川の中には水生昆虫(カゲロウ、カワゲラ、トビケラの幼虫)が暮らし、落下して川底に沈んだ葉をエサとします。

川にはヤマメやカジカなどが生息し、水生昆虫はこれらの魚類の恰好のエサに。水生昆虫も負けじと捕食から逃れるために、川に落下してきた小枝や葉を用いてミノムシのようなケースを作り、カモフラージュして身を守る種類も。前号で紹介したイワナと同じように、水生昆虫も森からの恩恵を受けて暮らしています。

このように川と森は密接に関わっていることから、川の生き物の保全を考えるときには周囲の森林環境も考慮する必要があるのです。

コラム執筆者

宮田 浩

エコツーリズム・グリーンツーリズムなどに携わり現在は年間を通じ、御岳や奥多摩などを中心としたツアーガイドなど数多く行う、川と森を案内するスペシャリスト。

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