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コラム

「大好きな御岳のために恩返しを」

アウトドア愛好家100人が復旧作業に参加

各地に大きな被害を出した台風19号。御岳渓谷でも御岳小橋が流され、遊歩道が何箇所も損壊するなど、誰も予想もできなかった被害が出ました。橋の残骸や遊歩道の手すりが流失、川の濁りもあり、どこに障害物があるのかもわからないという、パドリングスポーツにとっては非常に危険な状態に。もちろんパドリングは自粛。川に近づくこともできない状況が続いております。(10月30日現在)

そんな時に心強かったのが、「何かお手伝いできることはありませんか?」と連絡をくれる仲間たちの存在。「いつも御岳で遊ばせてもらっている恩返しをしたい」と、ラフティング、カヌー、ボルダリング、アドベンチャーレースを楽しむ人たちが次々と連絡をくれました。

アウトドアスポーツを楽しむ人たちの力は、このような状況の時には大きなパワーとなります。日常的に身体を鍛えて、しかもアウトドアフィールドでの作業は全く苦にならず、なんと言っても「御岳愛」を持ってお越しくださるので、動きが素晴らしく良いです。

皆で協力し合って作業させて頂きました

19号通過後すぐに仲 間が集まり、土砂崩れの被害に遭われたお宅やお寺、渓谷遊歩道脇などで作業をさせて頂くことができました。4日間の作業にのべ100名と超えるアウトドア愛好者が参加。アウトドアスポーツで地域を元気にするということを少し形にできた瞬間でした。まだまだ復興に向けた作業は続きます。引き続きできることを探して動いてまいります。

コラム執筆者

柴田 大吾

大学探検部時代にラフティングに出会い、オーストラリアでリバーガイドとして活動。
2009年、日本代表選手として世界大会で総合準優勝。現在、御岳で「みたけレースラフティングクラブ」を運営。

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