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コラム

~東京の森から~ 東京チェンソーズ

檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!

毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。

気持ちの良い森をつくる

医療法人での森林整備開始

背丈を超えるシノタケを刈り払い作業中

弊社の企業理念に「美しい森林を育む」との言葉があります。「美しい森林」とはどういうものなのか…。先日、社内で改めて話してみました。いくつか意見が出た中で、結論というわけではないですが、人が関わりを持ち続け、暮らしに寄り添ってある森林は美しく感じる、というこたえが多かったように思います。

森林内。視界の良いエリア

八王子市にある医療法人永寿会様での森林整備作業が始まりました。永寿会は2つの病院のほか、介護老人保健施設、介護老人福祉施設、保育園からなる法人で、敷地に隣接して約6㌶の森林を所有しています。このたび、その森林を整備したいとの意向を受け、作業をさせていただくこととなりました。

今回の森林整備では、①見通しの確保、②土質改良、③獣害対策、④雨水の流出防止などを目的に、森林内に蔓延るシノタケの除去や枯れ木及び混みすぎた灌木の伐採(除伐)を行います。シノタケはイネ科の多年草で、森林の下草として群生。ヤダケとも呼ばれることがあり、根が地面を覆い土壌を硬化することで雨水の浸透を妨げるものです。シノタケを勢いを弱めることで、土質を改良することができ、雨水の浸透力が上がることを目指します。シノタケの勢いを弱めることは、同時に森林内での見通しを確保することにもなり、イノシシの隠れ場所をなくし、生育数の減少も狙えます。また、除伐することで森林空間内に風が通り、下層の植生が豊かになることから、土質が改良され、同じく雨水の浸透を良くする効果が図れます。見通しも向上します。その後は森林管理用の作業道を作設。車両も通行可能な十分な幅員を取ることで、散策路としての活用もできることとなります。

今後は森林の管理として、弊社の社有林でも持っている国際的な森林認証を取得の予定。森林のみならず、周囲の環境にも配慮した世界基準の認証です。そのあとは、レクリエーションや癒しの場になることを期待しつつ、森林を活用したワークショップの開催も予定。法人のスタッフなど関わる人が、気持ちよく感じる森林となることを目指していきます。

コラム執筆者

東京チェンソーズ

今日も森にいます
株式会社 東京チェンソーズ
住 所西多摩郡檜原村654
TEL 042-588-5613

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