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羽村の宗禅寺でリアルてらこやが定期開講

SDGs

ボランティアらが、子どもたちの学習を支援

「すべての子どもたちの居場所づくり」

羽村の宗禅寺(羽村市川崎)で昨年始まった「リアルてらこや」。緊急事態宣言中から出来ることをしていきたいと、8月から開始。

「子どもが本当に好きなんです」と水嶋さん

主宰するのは子どもの居場所づくりや学習支援を行う「らいむぎハウス」代表の水嶋恵子さん。羽村市出身だったが結婚後、転勤族となり各地を転々とした。2人の子どもを育てる中、教育の大切さ、出会いの大切さを痛感。自身の子どもだけでなく、他の子どもたちのためにも、と子育ての各地でボランティアに従事してきた。

「とにかく子どもが大好きで」と話す水嶋さんは羽村市に戻ってからも、放課後ボランティアや教育委員会、特別支援学級などに従事する中、「ただの人では信頼されない」と49才で大学へ入学。教育実習などを経て今年3月に、小学校の教員免許を取得した。

そんな折、縁があって羽村市の市議3人と出会うことに。現場のリアルを見てきて思うこと、やりたいことを語った所、宗禅寺の大住職を紹介された。大住職は鎌倉の寺院にいた当時、今や全国に広がった寺小屋や、子ども食堂の先駆け的な存在だったと知る。「『私がやるのは簡単だけど地域の人が出てきたら、全力で応援しようと思っていた』と大住職さんが快く協力して頂くことに。出会いが出会いを呼び、やりたかったことが、どんどん現実になっていったのです」と水嶋さんは笑顔で話す。

羽村市内外から寺小屋には20人程の子どもが参加。元教師、塾講師、大学生らがボランティアで自習を見守り、一緒に遊んだり、調理などもしている。「ここに参加した中学生が、将来『学校の先生になりたい』と。『今度はここで、私が教えてあげたいから』と言ってくれた時は感激しました。そんな地域のお母さん的な存在を目指したい」と水嶋さんは目を細めた。

ボランティアスタッフが子どもたちを見守る

リアルてらこやは毎月第2土曜日9時〜12時。小学生から高校生が対象。参加費無料。問い合わせは、らいむぎハウス(090̶5542̶6159)まで。raimugi2021@gmail.com

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