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「リサイクル募金」で大学、自治体など全国165団体との協働広がる

大学卒業生らの不要品を買取、母校の現役生を支援など

嵯峨野株式会社 本店:福生市/本社センター:埼玉県入間市

福生市熊川に本店を置く嵯峨野株式会社。書籍を中心にDVDやゲームソフト、ブランド品などをインターネットで買取、販売を行っている。中でも全国から注目を集めているのが、中古品の買取で募金ができる新しい買取システム「リサイクル募金きしゃぽん」だ。

新しい事業にも意欲を見せる大村社長

同社は代表の大村肇さんが2005年に自宅で創業。当時、学生の頃からの夢であったテレビ局報道番組編集業務に従事していたが、突然のバイク事故に遭ってしまった。身体が思うよう動かなくなる中、大好きだった仕事も退社。自宅にあった資料用の書籍を、「誰かの役にたってほしい」と大手通販サイトで販売を始めたことに手ごたえを感じ、創業を決意した。専門書など市場ニーズと書籍価値などについてノウハウを蓄積し、6畳半から始めたビジネスが現在では、埼玉に474坪のセンターを持ち、常時ストックされる書籍は30万冊を超えるほどとなった。アマゾンで社会復帰した事例として、アマゾンからの取材依頼を受けたこともある。

そんな同社が構築した買取、販売スキームを活かし立ち上げたのが「リサイクル募金きしゃぽん」。東日本大震災の被災地に本を寄贈したことをきっかけにスタートした。提携する大学では、学生や卒業生らから使用済みの専門書やビジネス書・DVDなどを集め、それを「きしゃぽん」が買い取る。そこで得た買取金額を、在校生などの給付型奨学金に充てるなど、寄付として活用する仕組みだ。東海大学や北海道大学、富山大学が「学生支援・教育研究支援」などの大学をはじめ、宇都宮市や鎌倉市などの自治体、国立研究開発法人理化学研究所やパナソニックホールディングスなどの団体や企業、現在では、165団体と協働し行っている。

 
(左)取り組みは各所から注目をされている   (右)迅速で丁寧な発送作業を心がけている

「捨てる」を「活かす」を掲げる同社は、売る側だけでなく、買う側みんなが幸せになって初めてリサイクルの成功であると捉え、「三方よし」をモットーとする。社名の嵯峨野に込める想いについて、「成長が早く、しなやかに、真っすぐ延びる竹の様に、しっかりと根を張りながら、時代
の流れや社会の流れに柔軟に対応していきたい。リサイクルの三方よしを今後も積極的に取り組んでいきたい」と話していた。

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