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都功労者表彰 西多摩・昭島から17組

網代和夫元あきる野市町内会・自治会連合会会長
「より良い、誇れる地域にしたい」と活動

澤井敏和元あきる野市長も

都は10月2日、小池都知事らが出席し、都庁第一本庁舎5階大会議場で2023年度東京都名誉都民顕彰式と東京都功労者表彰式を行う。登山家の今井通子氏、俳優の中村メイコ氏、弁護士で福祉事業家の堀田力氏が名誉都民になる。功労者表彰では地域活動功労など13の分野で294組を表彰する。西多摩地域と昭島市から17組が受賞する。

あきる野市町内会・自治会連合会会長を2期4年務め、現在モノレールを呼ぼうあきる野の会会長を務めるなど地域の活性化に積極的にかかわる網代和夫さんは「より良い地域、次世代はもとよりその先の代まで誇れる地域にしたい。そのために市民の立場から多くの活動にかかわってきた。今後も励みたい」と話した。

17組は次の皆さん。

▼地域活動功労=網代和夫元あきる野市町内会・自治会連合会会長(あきる野市)、木﨑孝二元日の出町副町長(日の出町)、小林浩司昭島市議会議員(昭島市)、澤井敏和元あきる野市長(あきる野市)、田村正秋元福生市議会議員( 福生市)、堀口勝羽村市選挙管理委員会委員(羽村市)▼消防・災害対策功労=瑞穂町消防団(瑞穂町)、島田哲一郎福生防災協会会長(羽村市)、原島克弘奥多摩町消防団副団長 (青梅市)▼税務功労=宮﨑征一郎西多摩納税貯蓄組合連合会会長(あきる野市)▼福祉・医療 ・ 衛生功労= 八清弥生会(昭島市)、四条茂、四条千賀子ファミリーホーム (あきる野市)、吉川世津(福)聖明福祉協会特別養護老人ホーム聖明園富士見荘介護員 (青梅市)▼環境功労=石川治男多摩川水源森林隊隊員(福生市)▼スポーツ振興功労=本田文栄(特非)羽村市体育協会副会長(羽村市)▼労働精励=久木原勇樹東芝インフラシステムズ(株)府中事業所スイッチギア製造課製造長(昭島市)、篠孝修元(株)アール・エス・シー・ メンテナンス業務課係長(昭島市)敬称略

 

PayPay まちを応援プロジェクト

10月から あきる野市、檜原村で初

PayPayと地方自治体が共同で実施する「あなたのまちを応援プロジェクト」のキャンペーンが10月1日からあきる野市と檜原村で初めて実施される。あきる野市では還元率は買物額の最大20%、檜原村では同30%。いずれも12月28日まで。青梅市は11月の1カ月間で実施し、同30%。

物価高が企業や家計を苦しめている。政府は物価高対策を施しているが、値上げのテンポに追いついていない感じだ。こうした中、消費の下支えになっているのがPayPay、auPAY、d払いなどのキャッシュレス決済を使ったキャンペーンだ。

全国の自治体と共催で1、2カ月程度の期間限定のキャンペーンを行い、買物金額の30% 前後をポイント還元する。還元額は1万ポイント程度と上限はあるものの、3万3000円ほどの買物で、1万円返ってくるのは大きい。

西多摩の自治体ではこれまで青梅市が昨年10月に開催、11月は羽村市で行われ、12月は引き続き羽村市、青梅市、福生市、瑞穂町で実施された。羽村市と福生市は一昨年も取り組んでおり、地元消費の喚起に手応えを感じていた。いずれも市民に限らず他地域の人も利用できるため、観光業者や飲食店などの売上増で効果を出している。青梅市のある観光業者「地域商品券より効果がある。今回も期待している」と話している。

 

スポーツツーリズムで地域振興

NPOにしたまアルティメット大会で広がり狙う

NPO法人にしたま(田村利光代表理事)がスポーツツーリズムを使った地域振興に取り組んでいる。8月26日、27日には昨年に次いで大学チームによるアルティメット大会を福生市のS&Dフィールド福生で開催。参加の大学生に西多摩地域を認識してもらう中で今後の展開を探った。

スポーツツーリズムはスポーツの観戦や参加を目的として地域を訪れたり、地域資源とスポーツを融合した観光を楽しんだりするツーリズムスタイル。十和田市の女流騎士による桜流やぶさめ鏑馬などが成功例として知られる。

アルティメットは、7人制のチームスポーツで、100メートル×37メートルのフィールドでフライングディスクをパスをして落とさずに運び、コート両端のエンドゾーン内でディスクをキャッチすれば得点となる競技。

昨年に次いで行われた大学生のアルティメット大会

同市にあるスポーツクラブGONAが普及に取り組んでいて、21歳以下のチームが日本一になっていることや、S&Dフィールド福生にアルティメットの公式ラインが全国で唯一引かれていることなどから福生市を〝アルティメットのまち〞として発信できないかと大会開催につなげた。

今回は試みの1つとして同NPO情報サイトに参加者全員が個人登録。サイト側から魅力的な西多摩の情報を伝える一方、大学生にはSNSなどで西多摩を紹介してもらうなど魅力発信に一役買ってもらった。

今後はNUC(西多摩アルティメットチャンピオンシップ)と銘打ち大会参加者から選んだ選抜チームに、社会人チームと対戦してもらうことやアルティメットと西多摩の旅などを実施していく予定だ。

同NPOでスポーツツーリズムを担当する副代表理事の波田野英嗣さんは「登録してもらった大学生には西多摩の有意義な情報を発信し、西多摩ファンになってもらえるよう努力したい。将来的にここに住み、働いてもらえたらとの願いもある。大学生とのつながりを各自治体にあるスポーツ審議会などを通じて広げていけたら」と話した。

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