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コラム

その1 滝山城の春

八王子市の北に位置する滝山城は1521年(大永元年)、武蔵国を治めていた大石氏が築いた。加住丘陵の地形を活かし堀や土塁、虎口などを巧みに配置した山城だ。大石氏が北条氏の支配下になると、滝山城は北条氏の居城となり、八王子城主で知られる北条氏照が城主の際、大きく拡張した。「滝山城の春」は、国史跡でもある現在の滝山城跡を、空撮も交え、撮影したもの。同タイトルの挿入歌は戦国時代の歴史と面影をしのび歌にした。挿入歌のクライマックスになっているのが、武田軍との攻防戦。

1569(永禄12)年、およそ2万の武田信玄軍に攻め入られるも、わずか2000の軍勢で守り抜いたと伝わる防御戦だ。滝山城は全国でも有数の「中世城郭跡」という。2017年に「続日本100名城」の選定(公益財団法人日本城郭協会)を受け、2021年には築城500年を迎えた。市と地元住民らはこの機会にその魅力を多くの人に知ってもらおうと、PRに力を入れている。

滝山城の春

滝山城の春

■猿島渡さん(本名・森下晴男)は檜原松姫研究会に所属。地域の自然や文化、歴史を写真や動画に納めている。地元をテーマに作詞、作曲も手掛ける。代表作に瀬音の湯が舞台の「湯けむりの女」などがある。

コラム執筆者

猿島渡

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