八王子の里山復興のためPR動画を制作
千代田区の東京家政学院中学校の生徒たち21人が11月22日、過疎化が進む八王子市小津町エリアの実情を学びに訪れた。
これは同校の授業「SDGsプロジェクト」の一環。生徒らは「里山復興プロジェクト」「リバークリーンプロジェクト」「千代田区SDGs普及促進プロジェクト」の各チームに分かれ、実際にフィールドワークを行い、それぞれの課題解決のための策を模索した。
里山復興プロジェクトでは、同町の里山で地域資源の再生事業を通じた新しいコミュニティ作りに取り組むNPO法人小津倶楽部が協力。敷地内にある農地での収穫体験やまき割り、郷土料理の武蔵野うどん打ちなどを体験した。午後は同倶楽部代表の前原教久さんから、過疎化が進む小津町の現状や空き家・耕作放棄地を利活用した地域交流の拡大の取組みなどをヒアリングした後、生徒らの発案で魅力ある小津町のPR動画制作に着手。生徒たちは12月6日、学内で3つのプロジェクトの課題解決のための施策プレゼンを行い、PR動画の放映も行われた。
小津倶楽部代表の前原教久さんは「若者の感性で、新たな小津の魅力を見つけました」と喜びを語った。プロジェクトを行った山崎有希教諭は「この出会いが小津の課題解決に繋がれば嬉しいです」と話していた。