多摩の観光資源 1位は登山やハイキング
旅行者に勧めたい東京の観光エリアで1位は浅草、2位は伊豆諸島や小笠原諸島、3位は銀座。多摩西部は8位。これは都生活文化局がこのほど発表したインターネット都政モニターアンケート結果の順位。自然の中に文化や歴史、人々の暮らしが息づく多摩西部の魅力を発信していくことの大切さが分かる結果となった。
調査は、満20歳以上の500人のインターネット都政モニターを対象に、旅行者に勧めたい東京の観光エリアや外国人にアピールしたい東京の魅力、国内外からの旅行者をもてなす心がけなど「東京の観光」について聞き、479人から回答を得た。
多摩の観光資源については、1位は登山やハイキング、森林浴などの山歩きで34%、2位は自然の中の観光スポットで29%、3位は温泉で8%、4位は工場見学で5・8%、6位は釣やバーベキュー、カヌーなどの川遊びで5・6%、7位は地元の農産物と地元食材による町おこしがともに3 ・5 % で続いた。
多摩地域の観光についての個別の意見では、「多摩地域は観光スポットとしてはほとんど紹介されていないように思う。奥多摩の自然や多摩地域の農業などを利用した観光案内が充実するともっと観光客が増えるのではないか」(30代女性、稲城市)。「東京の観光というくくりでいえば、都市部が取り上げられがちで、多摩や島しょは市販されている観光本にはあまり載っていない」(30代女性、東村山市)など。