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コラム

~東京の森から~

東京チェンソーズ林業家集団「東京チェンソーズ」が、街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!

毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。

森林作業者間の安全装置 産業交流展

10月の最終週、東京ビッグサイトで「産業交流展 2013」(主催・東京都など)が開催、私たち東京チェンソーズも会場を訪れました。

産業交流展は、首都圏にある中小企業などが優れた技術や製品を出展、販路拡大や情報交換の場を提供するもの。国内外の約900社が出展、4万6000人余りが来場したイベントです。

普段は西多摩の山中にいる私たちが目指したのはプラムシステム有限会社様のブース。プラムシステム様は青梅商工会議所がまとめ役のロボット産業推進機構・農林環境分科会に所属。今回は「森林作業者間の安心・安全装置」を出展します。この装置の開発に私たちは4年ほど前から協力しているのです。

「森林作業者間の安心・安全装置」は作業者各自がヘルメットに装着するもので、転倒や激突などで装置に衝撃がかかると無線で他者の装置に信号を発信。受信した装置が小ぶりなハンマーでヘルメットをコツコツ叩き、異常の発生を知らせてくれるというもの(SOSボタンもあります)。スマートフォンのアプリ(独自開発)とも連携しているので、文字でも伝達してくれます。

山の中での間伐等の仕事では、安全のため各人が離れて作業します。周辺は尾根や谷で見通しがきかないことが多く、また、チェンソーなどの音も大きいので、叫んでも聞こえません。そのため病院への搬送が遅れ、重大な結果になってしまう…。そうしたケースを防止してくれるのです。林業は死亡に至る事故が多い産業です。厚生労働省の資料によると、死亡事故の発生率は全産業平均の10倍以上。少しづつでも減らしていきたいものです。

この装置は搭載しやすいよう、さらに小型化され、17日・18日の林業機械展(埼玉県熊谷市)に出展されます。お時間のある方は是非お越しください。来春の製品化を目指しています。林業以外にも、騒音環境下の作業現場で応用できそうですね。

ロボット産業推進機構とは

多摩地域のイノベーション促進を目的に東京都が展開する「多摩・産業コミュニティ活性化プロジェクト」の一分野。青梅商工会議所が中心になって進めている。農林環境分科会のほか、いきいきまちづくり研究会、ものづくりメカトロニクス分科会の3分科会が開催中。

コラム執筆者

東京チェンソーズ

今日も森にいます
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