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コラム

身近な自然の中で過ごすこと

最近、「子供の頃に必要な体験は?」「お勧めの自然体験プログラムは?」という質問を受けます。

公共施設や民間の事業者では、自然教室や生物の観察会、森遊び、ラフティング・カヌー体験と多様な自然体験プログラムが開催されていますが、私のお勧めは「身近な自然の中で過ごすこと」。

私はごく一般的な家庭で育ちました。ただ1つ、生活の中に存在したことが「身近な自然の中で過ごすこと」でした。

私は生まれ育った家の周辺が田んぼに囲まれていたことから、田んぼが主な遊び場でした。早春にはテントウムシをひたすら捕まえて水槽を埋め尽くしたり、初夏に田んぼへ水が引かれると魚やカエル採りに夢中に。夏休みには友人と近所の大きなお屋敷の裏庭に毎日通ってセミ採りも。身近な自然は気軽に何度も足を運ぶことができるので、長い時間じっくり自然と向き合うことができ、自然に対する深い洞察力のほか、物事を考える力や推測する力、工夫する力といった、生活では欠かせない能力を身に付けることができたのです。

このようなことから「身近な自然の中で過ごすことが大切だ」と考えています。

予期せぬコロナ禍。遠距離の移動は制限されましたが、近所の河川や森林では多くの家族が身近な自然を楽しんでいる姿が見られました。身近なところにも意外と自然環境が残され、多様な生き物が暮らしていることを初めて気づかれた方も多いと思います。次の週末はお弁当を持って近くの自然の中で過ごしてみてはいかがでしょうか?

コラム執筆者

宮田 浩

エコツーリズム・グリーンツーリズムなどに携わり現在は年間を通じ、御岳や奥多摩などを中心としたツアーガイドなど数多く行う、川と森を案内するスペシャリスト。

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