新着記事

SDGsを西多摩の“道しるべに”

SDGs

「すべての子どもたちの居場所づくり」のため、市民が集う
〝現代の寺子屋〞で、スタッフが主体的に子どもたちをサポート

らいむぎハウス/拠点:羽村

江戸時代、全国の町や村にあった「寺子屋」。その数は15000以上もあったと伝わり、寺院などを使用し、子どもたちに読み書きを教えていた。羽村市に「すべての子どもたちの居場所づくり」を掲げ、当時の寺子屋同様に、寺を活用した学習支援「リアルてらこや」を開く団体、らいむぎハウスがある。

「りあるてらこや」を運営するボランティアスタッフたち

拠点となるのは宗禅寺(羽村市川崎)。代表の水嶋恵子さんがコロナ禍の中、2021年8月から立ち上げた。毎月1回開き続け、小学生〜高校生を対象に現在約40人の子どもたちが通う。運営をサポートするのは20人以上のボランティアたち。「人が人を呼んできてくれる」と口コミで広がり、集まった元教師、塾講師、大学生らは学習支援を、「フードロスの削減」のもと、地元農家やパン屋などから寄付された食材は、子どもたちの昼食として活用され、運営を支えている。

季節に合わせた様々なイベントも

中でも水嶋さんたちが利用を促したいのが、不登校になり、家族以外との交流を持たない子どもたち。「たまに会う人だからこそ、普段話せないことを、少しでも話せる場になれば」と、現在では子どもだけでなく、不登校の子どもを持つ親を支援する団体とも連携し、伴走支援も目指す。その他、別のボランティアスタッフにより、大人になって引きこもりになってしまった人を対象にした交流の場、居場所づくりなど、新しい取り組みも生まれ出した。

今年度は羽村市の助成金「羽村市市民提案型協働事業」も獲得した。8月7日・8日・9日、宗禅寺で新たな取り組み「リアルてらこや夏休みスペシャル」も企画。3日間にわたり、ペットボトル楽器演奏会や流しそうめん、パラグライダー体験、朗読音楽劇などを企画(開催時間は9時〜12時、参加無料・申し込み不要)。

「スタッフ同士、これをやってとは言わず、工作が得意、落語が好き、読み聞かせが上手など、人それぞれの得意なことで自主的に、子どもたちをサポートしてくれる」と水嶋さん。「子どもたちのため、だれかのためが原動力となり、みんな元気に活動してくれる。人のためと考えると元気が出る。そんな風にスタッフが同じ気持ちであることが、何より嬉しい」と笑顔で話す。

昼食はみんなで調理

取り組みは、口コミで地域へ広がり続けている

Copyright© 街プレ -東京・西多摩の地域情報サイト- , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.