執筆協力:市民ライターKさん
青梅線沿線には、個性豊かな方々が多く活躍している。プロフィールや経験談から、毎回驚くばかりだ。今回は地元密着のくつろぎカフェを発見。
リトモキッチン 高村孝夫さん
高村孝夫さん。昭島市の「リトモキッチン」のご主人。「高村BUN太」と聞いて思い出す方もいるのではないだろうか。実は打楽器奏者(パーカッショニスト)として35年以上のキャリアがあり、著名アーティストの全国ツアーや日本武道館のステージに立っていた経歴を持つ。また有名な夢の国でのショーにも10年以上出演していたという。
「ラテン音楽に興味をもって、特にキューバ音楽、サルサ系に魅せられて、パーカッションを始めたのが20代。プロになってからは小田和正さんのツアーメンバーとして全国を回り、また庄野真代さんとは、アフリカや東南アジアの国々に、不要となった楽器を贈るなどの活動も行ってきた」と話す。本場キューバにも訪れ「キューバでは街のあちらこちらで音楽が演奏され、子供の頃から洗練された音楽教育が受けられていることに驚いた」。
リトモとはスペイン語で「リズム」
リトモキッチンは、自然光が差し込む明るい店内で、高村さん自身が大工と共に作り上げた。天井からJBLのスピーカーが備えられているのも、店名に「リズム」と名がつく拘りのひとつだ。
ミュージシャンでもある高村さんの夢は、「地元のお客様に、美味しいと喜んでもらえる食事と、質の良い音楽を伝えていきたい」と語る。自家製のサンドイッチがとても優しい味なのは、高村さん自身が食パンを焼いているからだ。
夜は居酒屋スタイルで過ごすこともできるので、昼夜問わず、家族で、または一人で訪れるのも良い。その豊かな経験から、音楽談義を楽しむことが出来るだろう。
リトモキッチン
〒196-0025 東京都昭島市朝日町2-4-2
Tel:042 545-8961